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トキワ荘プロジェクト「編集長の部屋」の掲載をスタート、プロ漫画家志望者にも編集の知識を
「編集長の部屋」では、月ごとにインタビュー記事を掲載。編集者や編集部についての知識をもたず、間違った努力をしてしまっているプロ漫画家志望者に正しい知識を付けてもらう狙い。
トキワ荘プロジェクトは6月9日、サイトリニューアルに伴い、マンガ誌編集長のインタビュー記事を掲載する「編集長の部屋」をスタートした。
トキワ荘プロジェクトは、シェアハウス事業やイベント運営などを通してプロの漫画家を目指す人たちを応援する団体で、これまでに300人以上の漫画家志望者にシェアハウスを提供し、そのうち41人をプロの漫画家としてデビューさせている。
しかし、多くのプロ漫画家を生み出す一方、あまり編集者や編集部という組織の構造を理解しておらず、間違った方向への努力をしてしまうプロ漫画家志望者も多くいるという。編集長の部屋では、そういったプロ漫画家志望者に正しい努力をしてもらいたいとの思いから、マンガ誌の編集長にインタビューを行い、編集者や編集部を正しく理解してもらい、その上で正しい努力をしてもらうことが目的だという。
第1回は『月刊アフタヌーン』の宍倉立哉編集長、前・中・後編を1週間おきに配信、第2回は『月刊コミックゼノン』の花田編集長を予定している。連載は月ごとに1誌(1媒体)を予定。また、6月9日中に「マンガHONZ」でも同内容の連載を掲載するという。
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