国際基督教大学(ICU)図書館で6月16日、興味深い取り組みが始まった。その名も「誰も借りてくれない本フェア」。ICU図書館に納品されたものの、今まで誰にも借りられることなくひっそりと本棚にたたずんでいた本に光を当てようという試みだ。
今回対象となっているのは新書で、対象の本にはICU図書館の職員全員で書いたという推薦文が掲載されている。
ICU図書館は一般の人には開放されていないが、国内の大学生や教職員などであれば利用できる(詳細はICU図書館サイトにて)。
なお、フェアの効果は絶大のようで、その日のうちに15冊以上の本が借りられていったという。期間は7月4日まで。
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