マンガを通じた国際交流イベント「第1回大阪国際マンガグランプリ」が8月開催
オリジナルマンガ・キャラクターコンテストや、国内外で活躍するマンガ家の表彰をはじめ、海外のファンとのスカイプを使った交流なども行う。
8月8日・8月9日の2日間、大阪国際交流センターで「第1回大阪国際マンガグランプリ」が開催される。
同イベントの趣旨は、マンガ文化の力で国内外の経済や文化を活性化すること。一般的なマンガ賞と違い、マンガを介しての国際交流や、経済交流を重視している。企業や個人でのブース出展もあり、会場内で商品の販売や交渉が可能。
国際マンガグランプリは、「表彰部門」と「オリジナル作品コンテスト」の2つに分かれている。表彰部門では、すでに受賞作品が公開されており、「海外活躍マンガ家賞」に『攻殻機動隊』『アップルシード』で知られる士郎正宗さん、「COOL JAPAN マンガ賞」に『キャンディ・キャンディ』の作者・いがらしゆみこさん、「COOL JAPAN 作品賞」に水面かえるさんの『茶の涙』がそれぞれノミネートされている。
オリジナル作品コンテストは、「マンガ部門」「キャラクター部門」「オリジナルコスプレ部門」「商品開発部門」の4部門があり、第1回のテーマ「総本山 四天王寺と聖徳太子」に沿った内容で作品を募集(各部門とも応募は締め切っている)、審査結果は8月9日に国際交流センター大ホールで発表する。グランプリには賞金20万円と記念品が贈られるほか、マンガ部門の全ての応募作品は、大阪国際マンガグランプリライセンシーグループにより商品化が検討されるという。
このほか、8月8日には「京都市のコンテンツ産業振興の取組 〜京都国際マンガ・アニメフェアと京都版トキワ荘事業について〜」と題したトークイベントが、8月9日には留学生との交流企画や、マンガ・イラスト講座などが予定されている。
チケットは前売り券1000円、当日券1500円(高校生以下は入場無料)。
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