hontoが月間ランキングの発表をスタート、いま人気の本はこれだ
ランキングの発表とあわせて、8月にhonto 総合書店店長に就任した高山瞳さんによる解説も掲載。ランキングは紙の書籍と電子書籍を総合したものとなっている。
8月8日、ハイブリッド書店サービス「honto」を運営する大日本印刷(DNP)とDNPグループの書店、トゥ・ディファクトは共同で、丸善、ジュンク堂、文教堂とhontoのサイトで購入された書籍の「honto 月間ランキング」を発表した。集計期間は7月1日〜7月31日で、紙の書籍と電子書籍の販売データを基に作成されている。
honto 月間ランキング
7月の月間ランキングについて、8月にhonto 総合書店店長に就任した高山瞳さんによる解説も掲載する。高山さんは、2010年からhontoの電子書籍サイト編成を担当。高校時代に読んだ村上龍の『69』で読書の面白さに目覚め、大学では国文学を学び、江戸時代の読み物である「黄表紙」や、松尾芭蕉の『奥の細道』に感銘を受けたという。
2014年7月の月間ランキングは『永遠の0』でもおなじみの百田尚樹『海賊とよばれた男 上』が文庫化され堂々の1位。下巻も2位にランキングされました。出光興産創業者である出光佐三の生涯が描かれており、その熱い生き様に心を打たれる内容となっています。仕事に疲れた時、心が折れそうな時に手に取ってほしい作品。まだまだやれることはある、と勇気をもらえる1冊です。注目したいのは、5位にランキングされた林真理子『白蓮れんれん』。NHKで放映中の連続テレビ小説「花子とアン」で主人公・村岡花子の友人、葉山蓮子のモデルである柳原白蓮の半生が描かれている小説です。ドラマの人気とともに、急上昇。電子書籍でもお楽しみいただけます。
さらに、4位には東野圭吾さんの『マスカレード・ホテル』がランクイン。捜査のためにホテルマンに扮(ふん)した捜査一課の新田浩介とフロントクラークの山岸尚美。お互いの考え方の違いから衝突の絶えない2人だったが、ホテル内で起こるさまざまな出来事を経験するうちにお互いを認め合い、やがては事件解決に向け協力しあうという長編ミステリー。8月21日には、シリーズ第2弾となる『マスカレード・イブ』の発売も予定されている。
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