メイド喫茶でメイド漫画を――『シャーリー』原画展に行ってみた:シャッツキステで開催中
漫画家・森薫さんの描くメイド漫画『シャーリー』の原画展が、秋葉原のメイド喫茶「シャッツキステ」で開催中。原画や、表紙のカラーイラストだけでなく、作中に登場した料理も楽しめる。
秋葉原のメイド喫茶「シャッツキステ」で、『シャーリー』の2巻発売(9月13日を予定)を記念した原画展が、9月21日までの期間限定で開催中です。
『シャーリー』は、テレビアニメ化された『エマ』やマンガ大賞2014を受賞した『乙嫁物語』で知られる漫画家・森薫さんの漫画。19世紀のイギリスを舞台に、カフェの女店主・ベネット・クランリーと、彼女の家にメイドとして雇われることになった13歳の少女・シャーリー・メディスンの生活を繊細なタッチで描いています。1巻の発売から11年ぶりということもあり、まさにファンにとって待望の新作と言えます!
表紙カラーイラストや原稿のほかにも、作品にちなんだ「ティプシーケーキ」「マッシュルーム入り鳩のパテとティプシーケーキセット」(各400円)といった特別メニューを用意。目だけでなく舌でも『シャーリー』の世界を堪能することができます。
そのほか、ヴィクトリア朝の暮らしや、使用人について研究している久我真樹さんのメイド関係の資料も展示。久我さんの著書『英国メイドの世界』は、英国メイドたちの暮らしに関する情報を詳細に記したメイド好き必読の本。同書については、シャッツキステのメイドさんによる連載記事でも紹介しています。
さらに来場者プレゼントとして、森さんの描き下ろしイラストをプリントしたペーパーを用意。原画展終了後も、9月中は配布する予定となっています。
シャッツキステはメイド喫茶でありながら、メイドさんが厳選した書籍が並ぶ私設図書館でもあります。ドイツ語で「宝箱」の意味を表すシャッツキステでは、さまざまなジャンルの本が読めるとともに、黒のロングスカートに白のエプロンというクラシカルなメイドさんたちとのおしゃべりを楽しむことができます。
自身も作品のファンであるシャッツキステの総メイド長・有井エリスさんは「『シャーリー』の2巻がついに発売となります。来場されるお客様には、ぜひその11年の歴史を感じていただきたいです!」と、原画展への思いを語ってくれました。
シャッツキステ『シャーリー』原画展
会期:9月3日〜9月21日
営業時間:正午〜午後10時(ラストオーダーは午後9時半)
会場:秋葉原カルチャーカフェ 私設図書館シャッツキステ
料金:紅茶付きで30分540円(原画展は無料)
住所:東京都千代田区外神田6−5−11 長谷川ビル1階
URL:http://blog.livedoor.jp/schatz_kiste/archives/8508805.html
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