名前を間違われやすい2大“主婦”出版社、楽天Koboでコラボ企画を開催:どっちがどっち?
多くの人から社名を間違われてきた主婦と生活社、主婦の友社がコラボ企画を開始。楽天Koboイーブックストアで書評バトルや、社名を間違われたエピソードのほか、配信中の電子書籍900点以上の50%オフフェアも実施中。
現在の社名になってから約70年、常にいろんな人から間違えられてきたという主婦と生活社と主婦の友社。
そんな両社が、これまでの間違われたエピソードをネタにしつつ、電子書籍の書評バトルを展開するフェアが楽天Koboイーブックストア(以下、楽天Kobo)で開幕しました。双方の電子書籍担当者計4人による7分野合計42冊を対象とした書評のほか、楽天Koboで配信中の全900冊以上の作品を50%オフで配信しています。期間は9月30日の午前9時59分まで。
「ほんとよく間違われるんですよ」「姉妹会社だと勘違いする人もいるんです」。
そう話すのは、今回の企画を立ち上げた主婦と生活社の八代善剛さんと、主婦の友社の寺井久貴さん。大学時代はサークルの先輩後輩の仲だったという。
今回の企画は、昭文社と旺文社が名前を間違われやすいことを理由に開催した「どっちがどっち?!」コラボ企画が元ネタ(すでに許可はもらっているとのこと)。
小説やコミックなどの新刊は話題になりやすいが、両社が得意とする実用書は例え新刊が発売になったとしても注目されることは少ない。しかし、価格を下げるだけでは競争を激しくするだけで、お互いにとって不利益になってしまうかもしれない。
楽天Koboで開催することになったのは、いろいろな電子書店に話を持ちかけた中で「面白そうですね」と乗ってくれたから。ほかの電子書店に比べ、『新版 すぐ使えるロープとひも結び百科』(冨田光紀/主婦の友社)、『きのうのH。 私の場合』(主婦の友社)などのちょっと変わったタイトルが売れ筋に挙がっていることも、楽天Koboに決めた理由だという。
「先日、iPhoneの最新機種が発売されましたよね。フィックス型の実用書を読むにはある程度大きな画面が必要となるので、iPhpne 6 Plusのようなファブレット(画面サイズが約5インチ〜7インチ、スマホとタブレットの中間サイズのもの)が発売されたことで実用書が少しでも読んでもらえるようになるんじゃないかと思います」(寺井さん)
「実用書って小説やコミックと違って、発売日にガッツリ売れたりするようなものではないですよね。どちらかというとロングテールなもの。『介護百科』みたいな、いつか必要になるといった本も用意しているので、この機会にぜひチェックしてみてください」(八代さん)
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