『少女フレンド』が21世紀に蘇る 掲載作家による同窓会誌プロジェクト
多くの少女を夢中にさせた少女向け漫画誌『週刊少女フレンド』の作家たちが集結。「夢見てた頃にもどりたい!?」をテーマに、同窓会漫画誌『プラチナフレンド』制作プロジェクトを開始した。
ビーグリーが運営するマンガに特化したクラウドファンディングサービス「FUNDIY」で10月14日、1996年に廃刊した少女向け漫画誌『週刊少女フレンド』(講談社)掲載作家による、同窓会漫画誌『プラチナフレンド』の制作プロジェクトがスタートした。募集期間は12月15日まで。テーマは「夢見てた頃にもどりたい!?」。
週刊少女フレンドは、1962年に創刊した少女向け漫画誌。『リボンの騎士』(手塚治虫)や、『はいからさんが通る』(大和和紀)、『サインはV』(原作:神保史郎 作画:望月あきら)などの名作を掲載していたが、『マーガレット』(1963年、集英社)、『少女コミック』(1968年、小学館)など競合誌の登場により販売部数が減少、1996年に惜しまれつつ廃刊となった。
プロジェクトでは、週刊少女フレンドで作品を掲載していた29人の漫画家(参加者は増える可能性あり)が集結。冊子や電子書籍による発行を目的とした、約150ページに渡る同窓会漫画誌を制作するため、FUNDIYで制作資金を募集している。主な参加作家に、石井まゆみさん(『ロッカーのハナコさん』など)、くりた陸さん(『オレの子ですか?』など)、里中満智子さん(『天上の虹』など)、庄司陽子さん(『生徒諸君!』など)、ちばてつやさん(『あかねちゃん』など)。
目標金額は350万円で、完成した『プラチナフレンド』のPDFデータやメンバーによる対談テキストがもらえるクリスタル・コース(2000円)から、『プラチナフレンド』完成記念パーティーへの招待や、参加作家のサイン入り生原画、週刊少女フレンド掲載当時の複製原稿などがもらえるプラチナ・コース(10万円)まで9つのコースが用意されている。
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