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第63回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門にノミネートされた「パプリカ」や、「PERFECT BLUE」「東京ゴッドファーザーズ」などの優れたアニメ映画を作り上げた故・今敏監督の回顧展が10月29日〜2015年1月25日まで、杉並アニメーションミュージアムで開催されます。入場は無料。
回顧展では、今監督が手掛けたアニメ作品のセル画や設定画、漫画作品の原稿(『セラフィム 2億6661万3336の翼』『海帰線』『OPUS』のほか、短編集『夢の化石』から月ごとの入れ替えで計6作品)、私物などを展示。館内のアニメシアターでは、「パプリカ」や「千年女優」などのアニメ映画を上映する予定となっています。
今監督は、1998年公開のアニメ映画「PERFECT BLUE」で監督としてデビュー。虚構と現実を織り交ぜた表現や、緻密に描かれた背景、自らもファンであったという音楽家、音楽プロデューサーの平沢進さんによって作られたサウンドにより、国内外問わず多くのファンを魅了する作品を生み出します。
しかし、最新作「夢みる機械」の制作を進めていた2010年、すい臓がんにより46歳という若さで亡くなりました。「夢みる機械」は2010年11月14日に制作続行が発表されていますが、現在のところ制作状況などの情報は明らかにされていないようです。
なお、今監督の絵コンテや未公開ラフなどを収録した画集『今 敏 画集 KON'S WORKS 1982−2010』も電子版、紙版ともに発売されています。Kindle版の価格は2778円(税別)。
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