NHN PlayArtがカフェ事業に参入、新宿南口に「Caffice」をオープン
午後6時以降にはアルコールも提供。ブックディレクター・山路和広氏が選書した約350冊の本も楽しむことができる。
無料スマートコミックサービスの「comico」などを運営しているNHN PlayArtが10月23日、オフィスワーカーをメインターゲットとしたカフェ「Caffice(カフィス)」を新宿南口にオープンする。
「ラウンジ」「カフェ」「ビジネス」の3エリア
店内は大きく分けて3つのエリアから構成されている。入り口左手、ソファが置かれたゆったりしたスペースのラウンジエリア(20席)、食事客などを想定したカフェエリア(32席)、そして全席有線LANを完備したビジネスエリア(24席)だ。
オフィスワーカーの利用をメインに考えていることもあり、店内全席に電源タップを用意。もちろん無線LANも利用できる。
ブックディレクター・山路和広氏が選書した本が読める
ビジネスエリアには、本好きな人にとっては有名であろう代官山蔦屋書店などをディレクションしたブックディレクター・山路和広氏(フライング・ブックス)が選書した本が並ぶ本棚がある。“ここでしか読めないもの”をコンセプトに集められた本は建築やグラフィックデザインといったジャンルを中心に約350冊。『POPEYE』や『anan』の創刊号も手に取ることができる。
高品質なコーヒー、夜はアルコールの提供も
フードやドリンクも充実。ランチタイム(午前11時〜午後2時)には、サンドイッチセット(600円)やカレーセット(980円)など、カフェタイム(午後2時〜午後11時)にはティラミス(580円)や抹茶と小豆の茶房パフェ(620円)などのスイーツも提供。ランチセットはテイクアウトすることも可能だ。
ドリンクはコーヒーや紅茶、スムージー、ソフトドリンクなどで、特にコーヒーはプレミアムコーヒー、スペシャルティコーヒーといった高品質の豆を使用、原産国で選ぶのではなく、農園や生産方法といった安全性と品質が確かな豆のみを厳選している。
午後6時以降には、アルコールの提供も行われる。ビールはもちろん、ワインやカクテルなど全部で44種類。ソーセージやフライ、ピザといったおつまみも用意している。
そのほか、店内には飲み物の持ち込みがOKな喫煙所や、ロッカー(荷物を預けた上で外出可能)も用意されている。いずれもカフェとしては珍しい設備ではないだろうか。NHN Play Artは今後、ターゲット層を拡大し、各店舗ごとにテーマやコンセプトを持たせた多店舗展開を計画しているという。
Caffice 概要
営業時間:午前11時〜午後11時(ラストオーダーは午後10時半)
定休日:年中無休(年末年始除く)
住所:東京都新宿区新宿4丁目2-23新四curumuビル2階
アクセス:東京メトロ新宿3丁目駅 徒歩1分/新宿駅南口 徒歩2分
TEL:03-3356-1567
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