渋谷に2014年6月に誕生した、本が読めるカフェ&バー「森の図書室」。その店のオーナー・森俊介さんが11月4日、本を出版するためクラウドファンディングをスタートさせました。
なぜ本を出版するのか
森さんは現在、「BOOK LOVER’S DAY」というイベントを企画していて、その一環として“本をもっと読みたくなる本”の出版を考えているとのこと。
現在は作家(約20人を予定、現在、谷川俊太郎さんと北村薫さんの参加が決定)に文章を依頼している一方で、一般の人たちにも携わってもらおうと、クラウドファンディングで募集を始めました。執筆するには、クラウドファンディングの2万円以上のコースに申し込む必要があり、原稿の締め切りは11月24日となっています。
本の内容は、作家による読書の思い出や、「この本を読んだら、もっと本を読みたくなるに違いない」と思われる本の紹介、そして一般の人たちによる人に薦めたい本の紹介の3つで構成される予定。ハードカバーサイズで、箱入り、表紙には紙ではなく布を使用し、高級感あふれる1冊に仕上げるそうです。
BOOK LOVER’S DAYとは?
上述したBOOK LOVER’S DAYというイベント(12月21日開催予定)では、「もっと、本を手に取るきっかけをつくりたい」をコンセプトに、3店舗以上の書店を巡ると抽選でプレゼントが当たるスタンプラリーや、「Beer for Books」という大人が飲んだビールの収益の一部を使って、子どもに本を届けるチャリティイベントの開催などが予定されています。
オープン以来、読書会や著名人を呼んでのトークイベントなどさまざまなイベントを開催している森の図書室。本好きだけでなく、普段はあまり本を読まない人に向けて本の魅力を紹介するという姿勢に、森さんの本への愛情を感じます。
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