公共図書館などに電子書籍をはじめとするデジタルコンテンツの貸し出しソリューションを提供している米OverDriveは1月8日(現地時間)、2014年に同社のソリューション経由で貸し出された電子書籍が1億500万件であったことを発表した。これは2013年比で32%増となる数字。
同社によると、オーディオブックも含めたデジタルコンテンツの貸し出しは2013年比で33%増となる1億3700万件。オーディオブックだけでも3200万件の貸し出しがあったことになる。こちらも2013年比で38%増だ。
年間100万件以上の電子書籍の貸し出しがあった公共図書館の数も2013年は6館だったが、2014年は10館に伸長しており、うち2館は200万件の貸し出しがあったことを昨年末に発表している。
同社は、利用者がどんなデバイスで貸し出しサイトにアクセスしているかも明かしており、これによると、43%がタブレット、36%がデスクトップPC(前年から12%ダウン)、21%がスマートフォンだという。
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