東京・世田谷の「世田谷文学館」で1月24日〜3月31、漫画家・岡崎京子さんの原画300点などを展示する「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」が開催される。
展覧会の開催に合わせて平凡社から、よしもとばななさんや小沢健二さんによるエッセイや、桜沢エリカさん×安野モヨコさん×しまおまほさんによる鼎談などを収録した同展の公式図録『岡崎京子 戦場のガールズ・ライフ』(2300円)のほか、1990年代初頭に週刊『朝日ジャーナル』で連載されたエッセイ「週刊オカザキ・ジャーナル」を1冊の本にまとめた『オカザキ・ジャーナル』(1500円)、初期の傑作から雑誌『GOMES』での連載作、単行本未収録作品や、さらには未定稿のものまでを収録したコミック集『レアリティーズ』(1400円)の3作品が、会場で一般販売に1週間先駆けて発売される。価格はいずれも税別。
岡崎京子さんは、1963年東京都下北沢の生まれ。中学生時代からイラストなどを雑誌に投稿しており、1983年の短大在学中に雑誌『漫画ブリッコ』でデビュー。1985年には、初となる単行本『バージン』(白夜書房)を刊行した。『FEEL YOUNG』(祥伝社)で連載していた『ヘルタースケルター』は、2012年に沢尻エリカさん主演で映画化もされ話題となった。岡崎さんは1996年に交通事故に遭い、現在自宅療養中。
岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ
会期:2015年1月24日〜3月31日
開館時間:午前10時〜午後6時(展覧会入場、ミュージアムショップは午後5時半まで)
休館日:毎週月曜
会場:世田谷文学館 2階展示室
住所:東京都世田谷区南烏山1-10-10
観覧料:一般800円、65歳以上・高校生・大学生600円、小学生・中学生300円。障害者手帳を持っている人400円。20名以上の団体割引あり
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