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4月25日発売の漫画誌『月刊少年エース』6月号(KADOKAWA)で、幾夜大黒堂さんの漫画『境界のないセカイ』の連載が始まることが明らかとなった。
「境界のないセカイ」は、医学の進歩によって自由に性別を変えられるようになった世界を描いた作品。ディー・エヌ・エーのマンガアプリ「マンガボックス」で連載されていたが、“表現上の問題”を理由に第15話で打ち切りとなった。
打ち切りの理由について、講談社から明確な回答は出されていないが、幾夜さんのブログには、作中に「『男は男らしく女は女らしくするべき』というメッセージが断定的に読み取れる」シーンがあり、それが「性的マイノリティの個人・団体からのクレーム」に繋がるということを講談社が危惧したためということが書かれている。これに対して、LGBT団体「レインボー・アクション」は、「この作品の性に関する描写に、他の作品と比べて特段の問題があるとは思われません」との声明を発表していた。
作品の連載決定については、幾夜さんが4月1日に自身のブログやTwitterで発表していたが、その際に掲載媒体は明らかにされていなかった。単行本の制作も進んでおり、月刊少年エース6月号と同時発売になるということだ。価格は580円(税別)。
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