日経BPマーケティング、1〜3月期の「書籍」売り上げ37%増
4月7日、都内のホテルで行った「特約店会」「雑誌グランプリ」贈賞式で、中島久弥社長が取次ルートにおける今年1〜3月末の「書籍」売り上げが前年同期比37%増、返品率も同10.6ポイント改善していると報告。昨年12月までの2014年度の書籍・雑誌・ムックの総販売額は前年比6.5%減だったが、特約店での書籍売り上げは0.9%増と伝えた。今期2015年度の特約店会は42法人、120店舗でスタートしている。
「年間売り上げ(単店)」1位は丸善丸の内本店、「同法人売り上げ」1位は丸善ジュンク堂書店、「年間売上伸長率」1位はブックファーストレミィ五反田店、「書籍担当者賞」は岡粼史子氏(三省堂書店有楽町店)、桑野禎己氏(ブックスタジオ大阪店)、葛目麻子氏(丸善日本橋店)。
「雑誌グランプリ」で、最優秀賞(法人)は未来屋書店、くまざわ書店、トップカルチャー、「販売部数最多数部門」(単店)1位は紀伊國屋書店梅田本店、「雑誌担当者部門」は黒川崇氏(三省堂書店名古屋高島屋店)、田中英彦氏(ジュンク堂書店京都店)、田辺奈央氏(PAPER WALL ecute立川店)。
栗田、ブックサービスを楽天に譲渡
栗田出版販売は4月1日、子会社で通販事業を手がけるブックサービスを楽天に事業譲渡した。
ブックサービスは1986年の設立。2007年に栗田が経営権を取得していた。事業譲渡の理由については「さらなる成長を鑑み、インターネットの有力コンテンツを数多く運営する楽天への事業譲渡に合意した」としている。社長は引き続き川窪克誌氏が務める。事業内容に変更はない。
ブックオフコーポレーション、新刊複合事業部を新設
4月1日付けの組織変更で、新刊複合事業部を新設した。ブックオフへの集客力向上を目的に、店内に新刊・文具売場を併設した店舗設計を検討。新刊MDのノウハウを構築していく。パッケージ開発エリアマネジャーだった鳥澤出氏が新刊複合事業部長に就いた。
現在、ブックオフで新刊を取り扱っている店舗は、スーパーバザーカインズモール名古屋みなと、藤沢用田店、平塚豊田店、町田金森店、さいたま円正寺店の5店。
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