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岩手県被災3市村の東日本大震災関連資料をまとめた「久慈・野田・普代震災アーカイブ」公開
13万件を超える関連資料をデジタル化して公開。被災住民へのインタビューもテキストデータとしてアーカイブしている。
岩手県の久慈市、野田村、普代村の3市村は4月15日、東日本大震災の記録と記憶を後の世代に伝えるため、震災の情報をまとめた「久慈・野田・普代震災アーカイブ」を公開した。
同アーカイブは、デジタルアーカイブソリューションなどを提供しているインフォコムが、3市村から受託した「久慈・野田・普代震災アーカイブ構築事業」により収集した13万件を超える東日本大震災関連資料をデジタル化したもの。被災時の状況や、復興に向けて活動を進める様子を写した写真、復旧工事として建てられた施設の設計図など、さまざまな写真やデータを見ることができる。
キーワード検索以外にも、地図や写真、現在地の情報から各地の情報が調べられるほか、被災住民に実施したインタビューもテキストデータとしてアーカイブしている。
データに関連する「作成日時」「作成者」「データ形式」「タイトル」「注釈」などの情報もメタデータとして付与し、各種検索に対応させる考え。
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