「週刊少年サンデー」(小学館)の印刷部数(印刷証明付き)が今年1〜3月の平均で39万3417部と、40万部を割り込んでいたことが分かった。
日本雑誌協会が4月27日に公表した1〜3月の平均印刷部数によると、「週刊少年ジャンプ」が242万2500部、「週刊少年マガジン」が115万6059部だったのに対し、「サンデー」は40万部を下回った。
サンデーの平均印刷部数は13年10〜12月に50万部割れ。14年1〜3月期の平均は46万部超で、1年で約15%減った計算だ。マガジンも前年同期から約10%減、ジャンプも11%減と、軒並み落ち込んでいる。
■3誌の平均印刷部数推移(日本雑誌協会のデータより)
期間 | 週刊少年マガジン | 週刊少年ジャンプ | 週刊少年サンデー |
---|---|---|---|
14年1〜3月 | 127万7500 | 271万5834 | 46万1250 |
14年4〜6月 | 124万5417 | 267万7500 | 44万5500 |
14年7〜9月 | 121万1750 | 266万5834 | 42万8417 |
14年10〜12月 | 119万2267 | 260万5000 | 41万1250 |
15年1〜3月 | 115万6059 | 242万2500 | 39万3417 |
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