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昭和の闇、遊郭に売られた少女たちの壮絶な人生を描いた『親なるもの 断崖』が話題に
作者は、『モーニング』で『レジより愛をこめて〜レジノ星子(スタコ)〜』を連載していた曽根富美子さん。
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曽根富美子さんの漫画『親なるもの 断崖』が、ネットを中心に話題を集めている。
同作は、1927年(昭和2年)の北海道・室蘭を舞台に、昭和30年代まで実在していた「幕西遊廓」での物語を描いた作品。親によって遊郭に売られた、松恵(16歳)とその妹の梅(11歳)、武子(13歳)、道子(11歳)という幼い4人の少女を主人公に、遊郭での壮絶な生活を描いていたこの作品は1991年に発表され、翌年には第21回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞している。
電子書店「まんが王国」では、総合ランキングで1位を獲得。TwitterをはじめとするSNSでは、「広告で見て気になっていたけど、素晴らしい作品だった」「女郎の話だけでなく、社会や生き方にも迫る作品」「気になって読んだけど、すごい鬱展開……」などの感想が挙がっている。
紙版は2007年に宙出版から出ているが、すでに絶版となっているようで入手困難となっており、「紙の本でも欲しい」といったツイートも見られる。
曽根さんの最新巻は、講談社の漫画誌『モーニング』で連載した『レジより愛をこめて〜レジノ星子(スタコ)〜』。読み切りから人気に火がついた作品で、レジ打ちのルーキーとなった作者が、失敗と苦悩を繰り返しながらレジ打ちにチャレンジする日々を描いている。
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