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パピレスとGYAO、次世代コンテンツ開発・制作の合弁会社を設立
ルネサンスの出版事業者アルド・マヌーツィオの名前にギリシア語で「新しい」を意味する「ネオ」を付加した「ネオアルド」が合弁会社の名称。
パピレスとGYAOは7月27日、デジタルならではの機能や面白さを持った次世代コンテンツの開発・制作を行うための合弁会社「株式会社ネオアルド」を設立した。資本金は7500万円(資本準備金も7500万円)、株主構成はパピレスが51%、GYAOが49%。
1995年に日本で初めて電子書籍の販売を開始したパピレスは、デジタルならではの機能を持ったコンテンツ開発に継続して取り組んでいる。近年では、コミックを動的演出で見せる「コミックシアター」や小説の文章を短く区切り、画像を追加した「絵ノベル」などをリリースしている。
ヤフーグループのGYAOは、ヤフーと協力し、電子書籍サービスの「Yahoo!ブックストア」、無料映像配信サービスの「GYAO!」などのエンターテインメントサービスを運営している。
両社による合弁会社の設立で、パピレスがこれまで開発してきたようなコンテンツのブラッシュアップや普及などを強力に推進していく考えとみられる。
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