Interview:需要予測と在庫管理を核にデマンドチェーン分野を強化するi2

【国内記事】2001.11.12

 i2テクノロジーズは米国時間の10月24日,同社のソリューションを大きくアップデートした「Five.Two」(ファイブ・ドット・ツー)を発表した。これにより同社は,再び需要予測と在庫管理という最も強みを持つ分野をソリューションの中心に据え直し,企業内外のトランザクション管理をそこで集約することになる。

 日本では11月12日に発表されたFive.Twoでi2は,マーケティングメッセージの変更と共に,モジュールのアップデートを行っている。同社が買収した企業のソフトウェア群を完全に統合したことも重要だが,それ以上に,バリューチェーンのトランザクション管理に優れたソリューションとしてモジュールがラインアップされ直していることにも注目できる。

 このアップデートで最も注目できるのは,デマンドチェーンにおけるトランザクションを包括的に管理するモジュール群がそろってきたことだ。

 これにより,デマンドチェーン全体に可視性を提供するためのソリューションが整っただけでなく,価格の最適化や,最も効率的な輸送経路選択などを実現。企業がデマンドチェーン側のパートナーとコラボレーティブにビジネスを展開する仕組みを提供できるようになった。

 この仕組みはi2がCRMと呼ぶソリューションで,以前にサンジブ・シドゥCEO(当時)にインタビューしたときに,最も強化する必要があるとしていた部分だ。

 一方,サプライチェーン側の管理では,同社が昨年買収を完了したライトワークスのSRM(Supplier Relationship Management)製品をi2プラットフォーム上で稼動するように完全に移植した。そのSRMは,戦略的なソーシング機能や契約管理機能をはじめ,部品管理,製品ライフサイクル管理,交渉,e-プロキュアメント機能などを受け持つ。

 そして新ソリューションの中心となるSCMでは,モジュールを増やしたわけではないが,製品単位で大きなアップデートが行われた。現行のモジュール群を,戦略的プランニングから需要/供給向けのプランニング,実行エンジンなどに体系化したほか,より高度な受注管理を実現する機能などが盛り込まれている。

 11月5日,ケン・シャーマ賞の表彰式に,サンジブ・シドゥ会長とCMO(Chief Marketing Officer)としてFive.Twoのソリューションモデル構築を統括したカトリーナ・ロシェ氏が来日した。i2のトップがFive.Twoの発表以来,来日するのは初めてだ。そこで,Five.Twoについてロシェ氏に,i2のビジネス全般についてシドゥ氏に話を聞いた。

Five.Twoのソリューションモデル構築を統括したカトリーナ・ロシェCMO

eWEEK Five.Twoの発表では,デマンドチェーン管理のラインアップが非常に優れていると感じました。

ロシェ 最大のアップデートが「Distributed Order Management」です。アプリケーションや企業をまたいで入ってくる情報を管理することで,受注のフルフィルメントを実現しました。

 また,SCMのコンポーネントとして提供する「Inventory Visibility and Execution」も先進的なソリューションです。これにより,製造状態や輸送,在庫などを把握し,バリューチェーン全体に可視性を与えることができます。在庫に可視性を与えることができますから,期日を厳守できるようになるでしょう。

 Five.Twoは,企業とパートナー企業がビジネスコラボーションを実現できるソフトウェアであり,大きな利益をもたらすソリューションと自負しています。

eWEEK デマンドチェーン側のトランザクション管理と言えば,さまざまな倉庫や販社,そして販社のさらに販社といった複数のレイヤーで構成されるチェーンを完全に可視化し,輸送経路も含めた最適化を行うことで,本来の意味での価格の最適化が実現するはずです。Five.Twoではどこまで踏み込んでいるのでしょう?

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