ICSPが利益を生む情報化投資戦略のカギとするCA

【国内記事】2001.11.15

 コンピュータ・アソシエイツ(CA)は11月15日,ガートナージャパンが11月13日〜15日の期間,都内ホテルで開催したIT戦略提言イベント「Gartner Symposium/ITxpo 2001」において,「利益を生む情報化投資戦略」をテーマとしたパートナーセッションを行った。

 講演には,CAのフィールドサービスグループ・コンサルティングマネジャー,城山泰二氏が登場。企業の経営者や情報部門責任者に向け,業績に直結するIT投資のポイントや情報投資効果の測定方法,TCOを削減するITマネージメント策定方法について紹介した。

 同氏は,IT活用の目的を,「今と同じモノをより効率的に実現する」ためか,または「今と同じコストでより優れたモノを実現する」ためのどちらかという。「どう作るかより何を作るか」が重要であり,Webサービスやe-ソーシング,xSP,ICSP(企業内サービスプロバイダー)など,インターネットの拡大に伴い,次々と登場する新しいサービスモデルから,最適なIT環境を選択し,実現することが企業の競争力の源になるという。

 このとき,製品やサービスに投資するのではなく,導入した製品やサービスによりどれくらい成果を出すことができるかという予測可能な結果に投資すべき,と同氏は話す。

「IT化により最も効果が測定しやすいのは成功報酬制であり,これがASPモデルの原点だ」(城山氏)

 同氏はさらに,IT不況といわれている現在,こうした考えは企業体企業だけでなく,企業内でも重要という。城山氏は,「利益を生む情報化投資戦略のカギはICSPだ」と話している。ICSPを実現することで,投資を確実に売上に変化させることが可能なプロフィットセンター化を実現することができるという。

 しかしIT化の課題として,その効果が見えにくいことや,具体的なプロセスの改善が実現できないのが実情だろう。城山氏は,TCOの測定や投資の評価手法としては,SLA(サービスレベルアグリーメント)の管理やITの視点から見たバランストスコアカードの採用など,アプリケーション構築から運用管理まで,トータルに監視できる仕組みが必要という。

 そこでCAが提供するのが,サービスプロバイダー向けのサービス管理ソリューションである「iCan Provider Suite」だ。

 iCan Provider Suiteは,xSPがシステムリソースへの責任を持ち,高いレベルでサービスを提供することを可能にするソフトウェアスイート製品。さまざまな課金方式の実現や,エンド・ツー・エンドのSLA管理まで網羅した総合ソリューションを提供することで,コスト削減を実現できるだけでなく,他社に対する優位性を確立できるという。

「何かが起きる前に対応できるプロアクティブな管理環境が必要だ。また,顧客の視点から見たサービスの提供も重要になる。iCan Provider Suiteでは,TCOの評価方法や効果の測定ツール,モデルの実装ツールなど,すべての必要な機能が提供されている」(城山氏)

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[山下竜大,ITmedia]