電子署名のサポートでe-ビジネスを支えるRSAセキュリティ
| 【海外記事】 | 2002.2.20 |
RSAセキュリティは米国時間の2月19日,Keonシリーズに連なる新製品「Keon e-Sign」を発表した。
Keon e-Signは名称のとおり,Webベースのフォームに電子署名を加え,情報の真正性を確認できるようにするソフトウェアだ。Webブラウザのプラグインとして,ダウンロード可能な形で提供される。
電子署名については,たとえばアドビシステムズが提供するAcrobat形式の文書に電子署名を加える製品などが既に投入されている。Keon e-SignはそれをWebフォームに対して実現するものだ。米国では30日以内に出荷が開始される予定という。
RSA Conference 2002の会場で行われたプレス向け説明会の席で,同社CEO兼社長のアート・コビエロ氏は,「RSAセキュリティはe-ビジネスのイネーブラ(実現者)だ。Keon e-Signの追加により,われわれはWebに対するアクセスコントロールと暗号化,そして電子署名の機能を提供し,e-ビジネスのプロセスをエンドツーエンドでサポートできるようになる」と述べた。
Keon e-Signによって,同社は認証・認可,アクセスコントロール,暗号化,電子署名という分野を網羅したことになる。今後さらに,IDのプロビジョニングやアプリケーションの完全性確認といった分野を視野に入れ,製品ラインを拡張していく計画だ。それを前提とした新たなアーキテクチャも進行中で,1年半以内に登場する見込みという。
これとともに,同社が昨年買収を通じて獲得したアクセスコントロール製品「RSA ClearTrust」のパートナープログラムを拡大し,新たに13社がパートナーとして加わったことも発表された。今回は,BEAシステムズやクリティカルパス,オラクル,シーベルなどが新たに参加している。
さらに,組み込み機器や携帯電話,PDAなど,リソースが限られた機器をターゲットとした暗号化ツールキット「RSA BSAFE Micro Edition」も正式にリリースされた。だがこれは実は,日本国内では既に展開済みの製品であり,iモードへの組み込みなどで採用されている。つまり,国内で個別に提供されてきた製品を,今回のカンファレンスに合わせ,改めて米国でお披露目した形だ。この分野においては,日本市場に一日の長があったようだ。
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[高橋睦美 ,ITmedia]
