| エンタープライズ:ニュース | 2002/07/17 20:01:00 更新 |

クリック・トゥー・ラーン、「Aspen」を発表
ポール・アレン氏が設立した企業向けe-ラーニングのリーダー、クリック・トゥー・ラーンが、統合プラットフォーム「Aspen」を発表した。チームオーサリング機能やコンピテンシー管理機能に加え、ライブ型のe-ラーニング機能も統合している。
e-ラーニング・ソリューション・プロバイダーのクリック・トゥー・ラーンは7月17日、Webベースのエンタープライズ向け統合ラーニングプラットフォーム「Aspen」を2002年9月から日本国内でも販売開始することを明らかにした。
ワシントン州ベルビューに本社を置くクリック・トゥー・ラーンは、マイクロソフトの共同設立者であるポール・アレン氏によって設立されたことでも知られる。アクティブユーザーが300万人、オーサリングツールでは10万ライセンスの販売実績を持つという。
今回発表されたAspen Enterprise Learning Platformは、統合型ラーニングプラットフォームとして企業の生産性とビジネスパフォーマンスの向上を目的としてデザインされている。既に米国での導入実績は400社に上り、フォーチュン100の企業では過半数が採用するなど業界をリードしているという。
グローバル化が進む中、企業はERPや人事システム、ナレッジマネジメントなどと結びついたエンタープライズソリューションをe-ラーニングにも求めている。Aspenでも、コンピテンシー管理や、パーソナライズドラーニング、キャリア開発など、より進化したeラーニングソリューションを提供するという。
市場調査会社のIDCでe-ラーニング市場を担当するクッシング・アンダーソン氏は、「Aspenは、コンテントの制作・管理・配信の機能を備え、e-ラーニングの発展形として頂点を極めたものだ。クリック・トゥー・ラーンはビジネス課題を解決するうえで何が必要かを理解していて、不可欠な要素をうまく統合している」と評価している。
3つのコアコンポーネント
Aspenは、単一のプラットフォームと、その上で稼動する3つのコアコンポーネント、すなわち「Aspen Learning Content Management Server」(Aspen LCMS)、「Aspen Learning Management Server」(Aspen LMS)、および「Aspen Virtual Classroom Server」(Aspen VCS)から構成される。
チームオーサリングやプロジェクト管理、コンテンツ管理の機能を持つのがAspen LCMSで、アセスメントや学習プラン作成、配信、ブレンディング学習、コンピテンシー管理、スキル分析などを担うのがAspen LMSだ。これらの2つのコンポーネントに加え、ライブ型e-ラーニングを実現するAspen VCSも統合されている。
それぞれのコンポーネントは単体でも利用できるが、統合することによって、さらに効果を高めることができるという。
Aspenは、WebサーバとしてWindows 2000 Serverで稼動するIIS 5.0をサポートし、データベースはSQL Server 7.0/2000かSolaris版のOralce8/9iを選択できる。クライアントは、IE 5.5以上が動作するWindows 98/Me/NT4.0/2000/XPが使える。
日本法人では、大手コンサルティング会社やシステムインテグレーターらとのパートナーシップを通じ、初年度10億円の売り上げを見込んでいるという。
なお、7月24日(水)から東京ビッグサイトで開催される「e-Learning World 2002」で製品プレビューを行うほか、ワークショップも予定されているという。
関連リンク[浅井英二,ITmedia]
