エンタープライズ:ニュース 2002/09/02 20:44:00 更新


SYSmarkベンチは不平等? それともAMDが誇張?

AMDは、実際のアプリケーションを走らせた場合の性能をCPUの指標として使うべきだとし、昨年来ユーザーの啓蒙に務めている。ZDNet/UKによれば、同社は最近、「SYSmark 2002」がAMDにとって不利になるように変更されたと主張する資料を幾つかのWebサイトに配布したという。

 チップメーカーのAMDは、現在幅広く使われているベンチマークが、ライバルであるインテルに有利になるよう偏ったものだと主張している。8月30日、ZDNet/UKが伝えたところによると、AMDは幾つかのWebサイトに対して、最近リリースされたバージョンのSYSmarkが、Pentium 4に有利なものとなっていることを強調し、Athlon XPの性能を控えめに出すものに変更された点を指摘する資料を配布したという。

 SYSmarkは、BAPCo(Business Applications Performance Corporation)は非営利のコンソーシアムによって開発・配布されているパーソナルコンピュータ向けのベンチマークツール。現在リリースされているSYSmark 2002には、Microsoft Office XPのような日常的に使われるオフィススイートだけでなく、Adobe Photoshop 6.01、 Adobe Premiere 6.0、Windows Media Encoder 7.1、Macromedia Dreamweaver 4、およびMacromedia Flash 5といったインターネットコンテントを製作するツール群も組み込まれている。

 BAPCoのWebサイトによれば、CNET、デルコンピュータ、ヒューレット・パッカード、IBM、InfoWorld、インテル、マイクロソフト、英VNUビジネスパブリケーションズ、そしてZDNetらがメンバーに名を連ねている。AMDによれば今年初め、2003年度版の策定に参画すべく同社も加入しているという。

 昨年からAMDでは、クロック速度よりも正確にプロセッサの性能を表すものとしてベンチマークのような性能指標を使うべきだとユーザーを啓蒙してきた。実際に同じ性能だとしても、AthlonはPentiumよりクロック速度が低いからだという。

 AMDが幾つかのWebサイトに配布した資料によれば、SYSmark 2002では、AMDのプロセッサに有利だったタスクが外され、明らかにインテルのPentium 4が有利になっているとしている。特にAMDが噛み付いているのは、インターネットコンテント制作ツールを使ったタスクが変更されたことだ。これによって、AMDのスコアは2001年度版のSYSmarkに比べて20パーセントも落ち込んでいるという。

 8月30日のZDNet/UKは、AMDはSYSmarkの変更がPentium 4に有利だと誇張し過ぎているという「Hardware Guide」Webサイトや、ベンダーに偏らない中立なベンチマークの必要性を訴えるアナリストらの声を伝えている。

関連リンク
▼BAPCo

[ITmedia]



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