| エンタープライズ:ニュース | 2002/09/17 20:09:00 更新 |

EMC、フィックスコンテンツ専用のオンラインストレージ「EMC Centera」を発表
イーエムシージャパン(EMC)は変更されることが無い「フィックスコンテンツ」の管理に特化したオンラインストレージ「EMC Centera」を発表した。
イーエムシージャパン(EMCジャパン)は9月17日、電子文書や医療用データなど変更されることが無い「フィックスコンテンツ」の管理/保存に特化したオンラインストレージ「EMC Centera」を発表した。同社は、企業や政府機関が新たな収益の確保ため、これまで蓄積してきたフィックスコンテンツを有効活用する傾向がでてきているとして、同市場の成長性をアピールしている。
フィックスコンテンツを活用するには、長期の保存性、容量の拡張性、アクセスの容易さといった特有のストレージ要件が求められるという。Centeraは、このようなストレージ要件に特化した製品としている。
同社は、SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)やNAS(ネットワーク接続型ストレージ)、DAS(直接接続型ストレージ)との違いにも触れている。これらは、迅速なデータアクセスや頻繁なデータ更新が求められる「変動データ」の保存には適しているという。しかし、各アプリケーションにデータの物理的な格納場所を認識させるため、データ量の増大とともに、データマッピングのプロセスやデータ管理が複雑になるという問題点があるとする。
CenteraのOSである「CentraStar」は、各コンテンツのアドレスを計算し、このアドレスをコンテンツ固有の「番号札」として機能させる「コンテンツ・アドレシング」を採用している。このため、アプリケーションはデータの物理的な格納場所を認識する必要がなく、「番号札」を呼び出せばいい。結果として、コンテンツ管理が簡素化し、完全性、ペタバイトクラスの拡張性も実現するという。
Centeraはまた、すべてのノードにCenteraシステムソフトが組み込まれ、センターやマスターが存在せず、全ノードが平等になるというRAIN(Redundant Array of Independent Nodes)がアーキテクチャー的な特徴となる。
加えて、容量と使用状況によって負荷が均一になるようにする「自己管理」機能、新しいノードが追加された際に自動的に認識される「自動コンフィグレーション」機能、ディスクやノードの問題を自動検出する「自己回復機能」などを備えている。
伊藤忠テクノサイエンスをマスターディストリビューターとして、同日から販売が開始される。
同製品は、6フィートの標準NEMA19インチラック1 台または複数台を使用して導入可能で、1台のラックには、16 、24 、32 のノー同一ノードが設置できる。
ドキュメンタムとの統合
同社はこの日、米ドキュメンタムのエンタープライズコンテツ管理(ECM)プラットフォームと、Centeraを統合したことも明らかにしている。両社は、Centeraを基盤に、フィックスコンテンツ管理(FCM)機能を拡張したというドキュメンタムのECMプラットフォーム「Documentum 5」のリリースに向けて準備しているという。
関連リンク[怒賀新也,ITmedia]
