エンタープライズ:ニュース 2003/06/12 19:17:00 更新


2.5インチ以下のHDDに重点――日立GSTのHDD事業戦略

6月11日、日立製作所は「中期経営計画『i.e.HITACHIプランII』実現に向けた情報・通信事業戦略」と題し、発表会を都内のホテルで開催した。席上では日立GSTによるHDD事業の報告も行われ、今後は2.5インチ以下のHDD事業に力点を置くことなどが発表された。

 6月11日、日立製作所は「中期経営計画『i.e.HITACHIプランII』実現に向けた情報・通信事業戦略」と題し、発表会を都内のホテルで開催した。

 2002年度の売上高としては、2002年10月の中間決算時の見通しである1兆8650億円よりも増加して1兆8996億円となったほか、営業利益も連結ベースで1105億円となり、中間決算見込みの880億円よりも増加した。売上高の改善要因としては、海外を中心としたRAID、HDDなどのストレージ関連やOEMを含めたサーバが好調であったこと、電子行政関連のSIサービスが堅実に推移したことを挙げている。また、営業利益が増加したことについては、SAN/NASストレージソリューションが好調であったほか、通信事業の構造改革により黒字転換を達成できたこと、ソフトおよびサービス事業の営業利益が4.7%から6.2%へと変化して、生産性が向上したことや、プロジェクトマネジメントが充実したためとしている。2003年度は、いずれも連結ベースで売上高2兆2000億円、営業利益620億円を見込んでいる。

 また、IBMと合弁で設立したHitachi Global Storage Technologies(日立GST)のHDD事業見通しも同時に発表された。これまでPCやHDDといった情報技術が主流であったHDD事業も、ゲーム機や車載アプリケーション、デジタルオーディオなどの情報家電だけでなく、モバイル通信やe-ビジネスといった新分野にまで広がりを見せるなど、「ターニングポイント」にあると位置づけ、より小型化が進むと予想。2.5インチHDDがデスクトップPCやブレードサーバに搭載されていることや、1.8インチHDDが今後ノートPCに採用されたり、情報家電への小型HDD採用が進むという予測から、市場は2.5インチ以下のHDDを求めていると結論。現在主流となっている3.5インチから、2.5インチ以下のHDDへ力を入れていくことになる。

 また、日立GSTの今後の利益計画としては、強みであったサーバ向けHDD分野において、一時は15%まで落ち込んだシェアを2004年には33%にまで回復することや、製造拠点の統合による事業構造改革を行い、収益力を強化することや、2006年には税引前の利益率6%を目標にすることなどが発表された。

[ITmedia]



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