ソフトバンクテクノロジーと三菱マテリアルが合弁会社を設立

» 2005年08月25日 17時13分 公開
[ITmedia]

 ソフトバンク・テクノロジーと三菱マテリアルは8月30日に、三菱マテリアルの提供するレイヤー2 VPNソフトウェア「SoftEther CA」のマーケティング活動を行うことを目的とした合弁会社「セキュアイーサ・マーケティング」を設立することで合意したと発表した。

 新会社の商号は、セキュアイーサ・マーケティング株式会社。SoftEther CAをもとに、通信事業者、ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)事業者、データセンター事業者、運用監視事業者、ソフトウェア企業などに対して、新しいサービスの提案や、SoftEther CAを組み合わせた商品の共同開発を行うことなどを含めた活動を行う。

 一般に、VPNソリューションは、拠点数が多い場合には導入コストと運用、保守コストの負担が大きくなる。そのため、1つのバックボーンで複数のVPNを利用できることや、設置する機器が少なくコストが安いこと、回線に関係なくサービスを利用できること、海外でも同じサービスを簡単に利用できることなどが要件として求められるという。

 拠点間接続ではIPsec-VPNという技術が、リモートアクセスではSSL-VPNという技術が広く利用されているおり、新会社が提供する「SecureEther VPN」はセキュリティを確保しながら、拠点間接続とリモートアクセスを同時にかつ安価に実現できるといった点で両方の長所を持つとしている。

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