日立製作所は11月21日、同社の指静脈認証技術を用いた「ICキャッシュカード提供ソリューション」が十六銀行に採用されたことを発表した。12月26日から稼動する。
日立製作所は11月21日、同社の指静脈認証技術を用いた「ICキャッシュカード提供ソリューション」が十六銀行に採用されたことを発表した。12月26日から「じゅうろく生体認証付きICキャッシュカード」と同カードに対応した指静脈認証ATMが順次稼働を開始する予定。この種の取り組みが実際の業務に使用されるのは、中部地区では初。
十六銀行では、指静脈認証機能付きICキャッシュカード導入の理由について、指静脈認証技術の認証精度の高さや使いやすさ、認証速度の速さを評価した結果としている。同行では先日、キャッシュカードのスキミング被害に関するニュースリリースが出されていた。
日立が開発した指静脈認証システムでは、指に光を透過させ、静脈画像を撮影する透過光方式を採用しており、形状が複雑な細かい静脈まで取得が可能で、高い認証精度が得られる。今回十六銀行で使用されるのは、指静脈認証のアプリケーションを搭載したICチップ内蔵キャッシュカード。
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