尼崎信金は、ユーザーが詐欺サイトに誘導される前にサイトを閉鎖に導く、フィッシング対策ソリューションを導入した。
尼崎信用金庫(以下、尼崎信金)は4月1日、フィッシングサイトを閉鎖してネット犯罪の被害を予防する「RSA FraudAction(アールエスエー・フロードアクション)」を導入しフィッシング詐欺対策を強化した。4月14日、RSAセキュリティが公表した。
フィッシング詐欺の組織化、巧妙化が増すなか、サービス利用者に依存せず、かつフィッシングサイトに誘導される前にサイトを消滅させるという手法が、確実かつ迅速な対策になっている。RSA FraudActionはフィッシングサイトのホスト国を問わず、検知対象を迅速に閉鎖に導くことでフィッシングサイトの活動時間そのものを短縮し、オンライン犯罪の抑止に効果があるという。
尼崎信金はを2007年8月に、個人向けインターネットバンキング「あましんダイレクト」に、携帯電話を利用した「ワンタイムパスワード」による本人認証方式を採用している。今回のRSA FraudActionの導入により、同信金が提供するあらゆるインターネットバンキングサービスにおいて、安全な利用環境の確立を図る。
RSA FraudActionは海外含め300社以上で採用され、全世界で12万5000以上のフィッシングサイトを閉鎖した実績がある。閉鎖に要する時間は、多くのケースは5時間以内で最短時間は5分となる。国内では2007年6月にみずほ銀行、三井住友銀行が採用して以来、尼崎信金の採用で31社になる。
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