モスフード、海外店舗にSaaS型業務支援ソリューションを導入導入事例

モスフードは海外での店舗展開の効率化を目指し、富士通のSaaS型業務支援ソリューション「CloudStage F」を採用した。

» 2013年06月06日 17時18分 公開
[ITmedia]

 モスフードサービスは、「モスバーガー」の海外における店舗展開施策の一つとして、店舗の運用効率化を図るため、富士通のフードサービス業向けSaaS型業務支援ソリューション「CloudStage F」を導入した。4月に香港の13店舗に導入し、今後はほかの海外店舗にも順次展開していく予定だという。

 モスフードサービスは、海外事業展開を加速させており、現在ではアジアを中心に310店舗(2013年4月末現在)まで拡大している。海外事業を展開する上で、海外の店舗システム導入はマルチベンダーで進めてきたため、POSデータが日本側と統一されていない点や、POSデータから売上情報を手作業で集計しているなどの課題があり、戦略的な運営をするために、海外店舗と日本側とのシステム連携や効率化をする必要があったという。

 こうした課題を解決するため、モスフードサービスは、多言語対応フードサービス業向けSaaS型業務支援ソリューション「CloudStage F」の採用を決定した。新たなシステムでは、海外店舗からインターネットを介し、富士通の国内データセンターにある「CloudStage F」にアクセスして使用する。システムは日本語、英語、中国語(簡体文字、繁体文字)に対応しているため、既存のPOSをそのまま活用し、クラウド上で見える化された売上管理業務を行える。

 モスフードサービスでは同システムによって、データの一元管理が可能となり、業務の効率化を図ることができるという。また、本社側の経営層は海外店舗売上をよりタイムリーに把握することで、スピーディーな経営判断が可能となり、経営強化につなげることができる。今後の海外店舗展開に向けた店舗増設の際にも、クラウド環境に接続することにより短期間でのシステム導入が可能になるという。

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