ビジネスmopera、海外パケット通信とMzone利用に対応

» 2005年05月25日 15時49分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモは5月25日、企業向けのリモートアクセスサービス「ビジネスmopera」の機能を拡充したことを発表した。

 ビジネスmoperaは、iモード、FOMA、DoPa、ムーバ、ワイドスター、PHSからビジネスmoperaサーバに接続し、社内LANにセキュアにアクセスできるサービスだ(2004年1月19日の記事参照)。タイプや規模によって、「ビジネスmoperaアクセスシンプル」「ビジネスmoperaアクセスエコノミー」「ビジネスmoperaアクセスプロ」「ビジネスmoperaアクセスプレミアムFOMAタイプ」「ビジネスmoperaアクセスプレミアムDoPaタイプ」に分けられる。

海外からパケット通信でアクセス

 今回拡張された機能は大きく分けて2つある。

 1つめは、パケット通信によるリモートアクセスが、海外からでも可能になるサービス。「ビジネスmoperaアクセスプレミアムFOMAタイプ」では、データカードなどをPCと接続してのデータ通信の場合に、「ビジネスmoperaアクセスプロ」ではPCでのデータ通信とiモード利用時の両方でアクセスできる。

 利用できる端末は、「N900iG」で、ビジネスFOMA「M1000」にも対応予定。初期導入費用は不要で、リモートアクセス時には、端末側に1パケットあたり0.2円のパケット通信料がかかる。

Mzoneから無線LANアクセス

 2つめは公衆無線LANサービス「Mzone」のエリアから、IEEE802.11bの無線LANで社内LANにリモートアクセスできるサービス。対応は「ビジネスmoperaアクセスプロ」のみで、Mzoneの契約は不要。

 ノートPCやPDAからのアクセスを想定しているが、ビジネスFOMA M1000では利用できるようになる予定。初期導入費用は工事費が6万3000円、同時接続数に応じて1台2625円のインターネットVPNアクセス使用料が課金される(ボリュームディスカウントあり)。

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