KDDIが首位。ボーダフォンは純減──5月契約者数

» 2005年06月07日 15時55分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 電気通信事業者協会(TCA)は6月7日、携帯電話/PHSの2005年5月の契約者数を発表した。携帯電話契約数は30万8900増えて、8774万4200。

グループ名 2005年5月純増数 累計
ドコモ 17万7500 4925万3100
au(KDDI) 18万1900 1996万2400
ツーカー −1万600 356万7400
ボーダフォン −3万9900 1496万1300


各キャリアの単月の純増数

 毎月純増シェアトップを争うドコモとKDDIだが、5月はKDDIが5カ月ぶりに首位を獲得した。ただしその差は、わずか4400。トップ2社の接戦が続いている。

 逆にツーカーとボーダフォンは、純減が続いている。特にボーダフォンは5月も3万9900の純減となり、契約者数が1500万を割り込んだ。ちょうど1年前の2004年5月とほぼ同数の契約者数だ

グループ名 単月シェア 累計シェア
NTTドコモ 57.46% 56.13%
au(KDDI) 58.89% 22.75%
ツーカー -3.43% 4.07%
ボーダフォン -12.92% 17.05%
各キャリアの単月シェアの推移

3Gは各社順調に増加

 3G携帯電話の契約者数は従来と同様の傾向。ドコモは順調に契約者数を伸ばし、64万増の1288万。全体に占める3Gの比率は26.2%(前月比1.3ポイント増)に達した。

 KDDIは既に3Gの比率が92%を超えており、増加数は24万。ほぼ3G化を完了しつつある。

 ボーダフォンは11万4400の3Gユーザーを獲得し、3G化率は前月比で0.7ポイント増えて7.8%に達した。

グループ名 2005年5月純増数(3G) 累計(3G) 3G率
ドコモ 64万2800 1288万2700 26.2%
au(KDDI) 24万6200 1849万4500 92.6%
ボーダフォン 11万4400 117万2900 7.8%

着うたフル対応機が200万突破

 auの着うたフル端末が、200万台を突破。2004年11月下旬のサービス開始から約6カ月で対応機種が221万台に達した。

キャリア カメラ ムービー アプリ GPS 着うた Web
NTTドコモ 集計中 集計中 非公開 4447万1900
au(KDDI) 1742万 1660万 1107万(BREW) 1248万 1653万(うち着うたフル221万) 1688万0600
ボーダフォン 1252万9200 544万7600 936万3400 - 非公開 1278万6800
 *「ムービー」は撮影した動画をメールで送信できる端末を指す。「Web」はボーダフォンは対応機種台数、ドコモとauは契約数。ドコモのカメラ付き端末の台数は、ドコモが発表したカメラ付きPDC端末の契約数とFOMAの契約数を合わせた数を表記

ウィルコム、2カ月連続で純増6万

 PHSでは、ウィルコムが絶好調だ。4月に続き6万を上回る純増を記録した。全国すべてで純増になっており、特に東京では4万5700の純増となった。

 逆に、全国すべてで純減となったのは、PHSからの撤退を発表しているドコモ。約5万減少した。

 アステルグループでは、サービスを終了した中部テレコミュニケーション(4月6日の記事参照)と四国のSTNet(4月26日の記事参照)の契約者数がゼロに。東北インテリジェント通信が1万7700、鷹山が7万5400を残すのみとなった。

グループ名 2005年5月純増数 累計
ウィルコム 6万2700 315万4900
ドコモ -4万9900 120万3300
アステルグループ -3万3000 9万3100
累計 -2万100 445万1300

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