ドコモは「らくらくホン」の新機種「FOMAらくらくホンII」を発表した(8月9日の記事参照)。通話時に、会話速度を遅く変換しゆっくり聞こえるようにする機能を搭載。スライドで操作するブザーや、歩数計機能も搭載している。併せて、専用のiモードメニューも用意した。
らくらくホンとしては6機種目に当たり、これまでの累計契約数は395万。ドコモ契約者の約8%に当たる。いずれも富士通製。
KDDIは韓Pantechから3G端末を調達すると発表した。年内には販売を始める(8月10日の記事参照)。Pantechは韓国でシェア3位の端末メーカー。5月にSKTの端末製造子会社を買収しており、2位のLG電子と接戦を繰り広げている(5月16日の記事参照)。
製造ボリュームが大きいためコストを抑えられる海外メーカー製の端末の国内導入が盛んだ。口火を切ったボーダフォンは、NokiaおよびMotoloraのW-CDMA端末を2005年初めに投入済み(2004年9月22日の記事参照)。ドコモもMotolora製のFOMAを発売したほか(6月30日の記事参照)、韓LG電子とFOMA開発を始めている(6月13日の記事参照)。
総務省は携帯電話事業への新規参入について受付を開始する。22日から(8月11日の記事参照)。
国内の携帯電話サービスには、800MHz帯(ドコモ、KDDI)、1.5GHz帯(ボーダフォン、ツーカー、ドコモ)、2GHz帯(ドコモ、KDDI、ボーダフォン)が割り当てられている。新規参入事業者には、1.7GHz帯および2GHz帯のTDDバンド(通信方式が従来と異なる)を割り当てる計画(7月8日の記事参照)。
1.7GHz帯にはソフトバンクやイー・アクセスが名乗りを挙げている。また2GHz帯TDDバンドにはアイピー・モバイルのほか、ウィルコムやライブドアも参入を求めている。
携帯電話向けのフルブラウザが、次々と新版となっている。ポイントは“タブ”だ。「jigブラウザ」はバージョン5となり、タブブラウザ化した(8月8日の記事参照)。サイトスニーカーは無料のまま正式版となり、タブに対応(8月8日の記事参照)。「ibisBrowserDX」はβ版ながらタブに対応している(8月9日の記事参照)。
いずれもJavaアプリケーションとして動作するもので、ユーザーが自分でダウンロードして機能を追加できる。
来週は夏休みのところが多く、大きな発表は少なめ。週末の19日には、「FOMAらくらくホンII」が発売になる。
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