約4人に1人は「海外で使える携帯電話」を利用――ドコモ調べ

» 2006年08月02日 23時55分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモは、ドコモレポートNo.46として、海外旅行時における携帯電話の利用動向に関する調査結果を発表した。調査は6月27日から同28日までWeb上で行われ、有効回答数は1030人。

 直近のプライベートの海外旅行に持っていったデジタル機器について、男女20代以上の回答者では第1位が「デジタルカメラ」で79.1%。第2位が「国内専用の携帯電話」で47.1%、第3位が「海外でも利用できる携帯電話」で22.5%となった。

 ビジネスでの海外渡航に持っていったデジタル機器については、同じく「デジタルカメラ」がトップで53.3%、続いて「ノートパソコン・PDA」が39.2%、第3位に「海外でも利用できる携帯電話」の36.9%となった。ビジネスでの海外渡航には、3人に1人が海外でも利用できる携帯電話を利用している傾向が分かった。

Photo 直近の海外旅行で持っていったもの

 また、男女20代以上で、今後プライベートの海外旅行で持っていきたいものでは、「海外でも利用できる携帯電話」が64.7%で全体の2位。また、今後ビジネスでの海外渡航で持っていきたいものでは、「海外でも利用できる携帯電話」が34.8%で1位となっている。

Photo 今後の海外旅行で持っていきたいもの

 プライベートの海外旅行に海外でも利用できる携帯電話を持っていった回答者のうち、「自分の携帯電話」を持っていったのは63.8%で、レンタルの36.2%を大きく引き離して1位となった。同様に、ビジネスの海外渡航で海外でも利用できる携帯電話を持っていった中でも「自分の携帯電話」は43.5%で1位となっている。

Photo 持って行った「海外でも利用できる携帯電話」の種類

 プライベート/ビジネスにかかわらず、海外でも利用できる携帯電話を持参したという回答者のうち、「通話」の利用頻度は、1日1回ほどが28.3%で1位。続いて1日2〜3回が26.7%、1日4回以上が20.3%となった。「メール」に関しては、利用した人のうち、1日4回以上と2〜3回がともに34.1%で同率1位となった。

 また、海外でも利用できる携帯電話を持参した人の目的は、「日本にいる友人・家族などに電話するため」が71.9%、続いて「同行者と電話連絡のやりとりをするため」が56.5%、「万が一の事故やトラブル発生時にすぐ電話するため」が45.0%となった。

 これに対して、今後海外に行く際、海外でも利用できる携帯電話を持っていきたいという回答者では、「日本にいる友人・家族などとのメール送受信」が63.8%、「同行者とのメール送受信」が45.8%となるなど、海外でのメール利用意識が高くなっている。

 友人や知人などが海外旅行に行く際、携帯電話を持っていって欲しいと思うと回答した人は、全体の85.9%となっており、同調査は、今後は安全や安心の面からも、携帯電話は海外旅行の必需品になりそうだと結論づけている。

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