ジェーシービーとヨドバシカメラは8月24日、ヨドバシカメラ全19店で、非接触ICクレジット決済「QUICPay」(2月2日の記事参照)を導入すると発表した。11月から。
ヨドバシカメラでは、非接触ICを使ったクレジット決済としてはQUICPayのほかにiDを、プリペイド電子マネーとしてはEdyを導入ずみだ。
QUICPayは、ジェーシービーが開発した、FeliCaを利用したクレジット決済システムで、FeliCaチップを内蔵したプラスチックカードと、おサイフケータイ向けアプリの両方が提供されている。QUICPayアプリは、ドコモ、au、ボーダフォンの3キャリアで利用可能で、特にau端末には秋モデル以降QUICPayアプリがプリセットされることになる(8月23日の記事参照)。
QUICPayを利用するにはJCBカードなど対応するクレジットカードのユーザーであることが必要。“クレジットカードの子カード”という位置付けで、親カードと利用金額を合算して請求される。
ジェーシービーでは、2008年までにQUICPayのユーザーを500万人、利用可能な店舗を10万店まで拡大することを目標としている。
また北海道最大手のコンビニチェーンであるセイコーマートは、9月1日から札幌市内全店および近郊の311店舗にQUICPayを導入すると発表した。
セイコーマートは6月から札幌市内の10店舗でQUICPayの試験導入を行っていた。9月以降本格導入を開始するとともに、POSレジとQUICPayの連動システムを開発していく。またセイコーマートが発行している会員証付きクレジットカード、「セイコーマートクラブカード Plus Arubara(プラスアルバラ)」にQUICPay機能を搭載する。QUICPay機能一体型のカードにすることにより、QUICPayによる決済と会員証の提示を一度に行えるようにするのが狙い。
ジェーシービーとセイコーマートでは、携帯電話の通信機能を利用した店舗と顧客とのコミュニケーションツールなどの開発を進めているという。
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