5分で分かる、今週のモバイル事情8月26日〜9月1日:

» 2006年09月01日 23時59分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

auの秋冬モデルが発表に

 8月28日、KDDIは秋冬モデル12機種を発表した。EV-DO Rev.A対応機やデザイナーズ携帯「DRAPE(ドレープ)」など多彩なラインアップとなっており、au初のシャープ製携帯「W41H」も登場した(8月28日の記事参照)

 端末と併せて、8種類の新サービスも発表された(8月29日の記事参照)。EV-DO Rev.Aの通信速度を生かしたテレビ電話機能や、多数の端末に情報を一斉配信する技術を使った「EZニュースフラッシュ」や「EZチャンネルプラス」といった、新しい通信技術を生かしたサービスが始まる。

 また、他キャリアで提供しているサービスをフォローしているのも尊サービスの特徴といえる。テレビ電話やデコレーションメール(HTMLメール)などは、他キャリアのユーザーと相互に利用できるようになっている。

3社のMNP手数料は横並び、ボーダフォンはPDCの新規受付を停止

 8月31日、ボーダフォン(10月1日からソフトバンク)は番号ポータビリティ(MNP)転入利用時における手数料を無料にすると発表した(8月31日の記事参照)。これにより、KDDI、NTTドコモ、ボーダフォンの3キャリアのMNP手数料は横並びになることが分かった。

 なお、ボーダフォンは2007年度末にPDCの新規受け付けを終了するため(8月31日の記事参照)、他キャリアからボーダフォンに転入する場合、PDCには契約できない。

HSDPA対応FOMAが登場

 8月31日、ドコモはNEC製のHSDPA端末「FOMA N902iX HIGH-SPEED」の発売を開始した(8月31日の記事参照)。新規価格は4万円台半ば(8月31日の記事参照)

 HSDPAは高速パケット通信が行える通信方式で、下り最大3.6Mbps、上り384Kbpsに高速化されている。N902iXは、寝ている間に音楽番組が届く「ミュージックチャネル」や着うたフルなど、高速な通信速度を生かした新サービスが利用できる端末となっている。

ファミリーマート、全店でEdy/iDのマルチ端末を導入

 ファミリーマートは8月29日、2007年春を目処に、ファミリーマート全店でEdyを導入することを発表した(8月29日の記事参照)。ファミリーマートは既に全店でiDを導入することを発表しており、導入される端末はEdy/iDの両方で利用できるマルチリーダー/ライターだが、どのメーカーのものを採用するかは未定だという。

 また、ローソンもマルチ端末の導入を発表している(8月30日の記事参照)。11月下旬から順次、店頭レジへの端末設置を開始する。ローソンではすでに、全店舗でiDへ対応することを発表済みだ(3月28日の記事参照)。12月初旬からiDに対応し、2007年3月にはEdy、Suicaなど複数の電子決済方式への対応を開始する予定。iD以外の決済方式のうち、何に対応するかはまだ決定していないという。

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