店頭の商品情報を携帯電話でクリッピングできるASPサービスに新機能が追加

» 2006年10月17日 21時52分 公開
[ITmedia]

 大日本印刷は10月17日、店頭の商品情報を携帯電話でクリッピングできるASPサービスに、新機能を追加したことを発表した。

 同ASPサービスは、利用者が携帯電話の専用のソフトウェアを起動し、店頭で商品や棚に付けられた2次元コード、写真、イラスト、またはバーコードを読み取ると、あらかじめ登録されていた商品の詳細情報が携帯電話の画面に表示されるというもの。

 今回新たに追加されたのは、PCから利用者専用の「マイページ」にアクセスすることで、携帯電話でクリッピングした商品を一覧表示させたり、価格順に閲覧することなどができる機能、画像認識システムの利用により、携帯電話のカメラで商品の写真やイラストを撮影するだけで、商品の詳細情報が画面に表示される機能など。

 また、導入企業のプロモーションを支援する機能として、企業が既に会員システムを運営している場合、既存の会員IDと同システムの利用者IDを紐付けして管理する機能、利用者の登録したお気に入り度を集計し、購入確度の高い「見込み客」を抽出する機能が追加された。

 同社は2007年4月の製品化を予定しており、これに先立ち、同サービスの評価導入を小売事業者などに提案するとともに、印刷物と連動したプロモーションなど、同社のほかのソリューションと組み合わせた販促活動を展開していくという。

 なお、10月18日から東京ビッグサイトで開催される「Biz Innovation 2006」の同社ブースで、今回開発されたサービスのデモンストレーションが展示される。

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