ノーテルと東芝、石巻市で行われたモバイルWiMAX実証実験に参加

» 2007年03月07日 22時52分 公開
[ITmedia]

 ノーテルネットワークスと東芝は、総務省東北総合通信局のモバイルWiMAX実証実験の一環として、2月26日に宮城県石巻市内で行われた公開デモに参加したと発表した。

 総務省東北総合通信局は2006年12月から、国内のブロードバンド環境整備にモバイルWiMAX技術が地域を問わず有効であることを実証するため、ノーテル、東芝、東北大学、宮城県、石巻市、その他の通信事業社数社が参加する「最新の電波利用技術を活用したブロードバンド・ゼロ地域の解消に関する調査検討会」で、スループットやカバレッジ、遅延などのパフォーマンス変動調査やアプリケーション動作の検証を行ってきた。

 今回は、システムインテグレーションを担当する東芝が、石巻市地域公共ネットワークにつながる大川中学校に、ノーテル製モバイルWiMAX基地局装置を設置。また、基地局から1.2キロ離れた石巻市北上水辺センターに、ノーテル製モバイルWiMAX端末局を設置して、ワイヤレスブロードバンド接続環境を構築し、さまざまなアプリケーションからの通信試験を行った。その結果、安定したユーザースループットにより、高画質のビデオストリーミングやWebカメラの映像受信、ビデオチャットなどをストレスなく行うことができたという。

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