未来のために働くIT部門となれ:
前回は、M&Aを梃子に未来志向を取り戻したウォルマートを取り上げたが、未来のために働く環境を作る方法はM&Aに限られるわけではない。財閥を中心として産業界が構成され、基本的に自力による成長(オーガニック・グロース)を志向する点で日本と似ている韓国でも、新しいテクノロジーによってビジネスを革新する動きが盛んである。今回は、クラウドコンピューティングを活用した新ビジネスを推進する韓国通信企業に着目し、未来を切り開くヒントを追求する。
松元貴志, A.T. カーニー