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特集:全1回 Javaアプリ開発でなぜLinuxを使わないのかdev Java(8/8 ページ)

Javaアプリケーション開発に初めて取り組む際、疑問のひとつに開発環境がある。何のためらいもなくWindows上でアプリケーション開発を行っている人でも、なぜオープンソースと親和性の高いLinux上で行わないのか、と疑問を持つ人は多い。

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オープンソースとの親和性を考えればLinux上で開発するメリットが見えてくる

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 たとえば、実環境ではPostgreSQLやMySQLなど、Linux上で動作するオープンソースのデータベースを使いたい場合があり、その場合には、データベースのためにLinux環境を用意することになる。PostgreSQLやMySQLはWindowsでも動作するものの、漢字コードの関係などで、Linux上にデータ移行した際に正しく動作するかが不安だ。また管理や保守のための(Perlなどで記述した)スクリプトなど、Java以外の要素を含む時には、動作テストのためにLinuxが必要となるケースが多い。

 最終的な稼働環境がLinuxであるならば、Linuxで開発することで、開発中のテストと実稼働環境でのテストという二度手間が省けるのは事実だ。よって、Linuxを違和感なく利用できる開発者であれば、Windows環境での開発からLinux環境での開発に移るのは正しい選択だといえるだろう。


Linuxを選ばない理由として、X Window System自体が不安定だからと言われていた時期もあった。しかし、GNOMEやKDEなどのデスクトップ環境は年々安定化しており、現在でも不安定だからというのは、ナンセンスだろう(もちろん安定度は、デーモンとして動作しているソフトの種類やハードウェア環境に左右される)。

ただし、Linuxの環境を本格的に整備するとキリがなく、環境構築に相当な時間がかかるのは覚悟したほうがよい。Linuxへの移行は、時間にたっぷり余裕がある時にしたほうがよい、と申し添えておこう。

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