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国内CRMソリューション市場の成長は緩やかに──IDC Japan調査
IDC Japanの予測によれば、CRMサービスの需要は高いものの、企業のIT投資は厳しく、国内CRMソリューション市場の伸びは、今後緩やかなものになるようだ。
IDC Japanは7月7日、国内CRMソリューション市場規模に関して、2003年の実績および2008年までの市場規模予測を発表した。
これによると、2003年の国内CRMソリューション市場規模は3919億円であり、対前年比で3.7%の成長を示した。また、今後5年間は、年間平均成長率5.0%で成長し、2008年には4992億円に達する見込みだ。
今後も、CRMアプリケーションが提供するサービスそのものの重要性は引き続き高いと予測されるが、一方でユーザー企業のIT投資に対する見方も厳しさを増しており、国内CRMソリューション市場全体の成長は、緩やかなものになるだろうという。
同社シニアマーケットアナリストの梶田久司氏は、「企業全体のIT投資を最適化するという観点からCRMを再考する必要がある」と考察、CRMソリューション市場の拡大には、CRM基盤技術の確立、開発戦略の立案、セキュリティ管理体制の整備が重要だとしている。
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