ニュース
RFID前夜:そもそもRFIDって何?(2/2 ページ)
商品に微小なチップを貼って、コンピュータでその1つひとつを管理、在庫管理の最適化と経営のスピード化を図る。これが、最も主要なRFIDの利用方法と考えられている。だが、技術的な問題がまだまだ山積している以上、今は利用場面ばかりに目を向けてはいけない状況だ。
一つは、ICタグにデータを保存する方法。「書き込み可能」というICタグの特徴を生かし、小さなICタグ自体に、商品コード、製造年月日、修理データといった情報を、必要に応じて都度書き込んでいく方法だ。
もう一方は、ネットワーク上のサーバにデータを保存する方法。これは、RFIDシステムをネットワークに接続し、ICタグには最小限のデータを持たせ、その他のデータはネットワークに接続されたサーバで保存、管理するもの。利用する企業のビジネスに合わせて、この2つの方法を使い分けることになる。
ソリューションの要
- ICタグの特徴の多くは、「RFID実現」の技術的課題と表裏になっている。
- ICタグをラベルで貼るための「ICタグラベルプリンタ」(50〜100万円)も登場。
- ネットワークで読み取りデータを吸い上げ、基幹システムと連動させれば、CRMやデータマイニングにも応用できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.