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VAリナックス、エンタープライズ向けLDAPディレクトリサーバソフトを発表

VA Linux Systems Japanは、エンタープライズ・システム向けの大規模なLDAPディレクトリサービスを実現するサーバソフトウェアを発表した。VA Balanceと組み合わせることで100万ユーザーエントリを越えるような規模での利用もストレスなく可能となる。

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 VA Linux Systems Japanは11月24日、エンタープライズ・システム向けの大規模なLDAPディレクトリサービスを実現するサーバソフトウェア「VA Directory」を発表した。製品は2005年1月から出荷予定。

 同製品は、オープンソースソフトウェアのOpenLDAP*とVAリナックスが開発を進めているディレクトリソリューション「UltraPossum」*、そしてVAリナックスがDebian GNU/Linuxをベースに開発した基盤OS「VA Core」を組み合わせ、OSと一体化されたソフトウェアとして提供される製品。

 主な機能として、LDAPv3 startTLS拡張操作とLDAP over SSLといったセキュリティ機能を搭載し、セキュアな通信路を実現しているほか、レプリケーションによる検索の負荷分散機能、Active-Standby形式によるマスタサーバのフェイルオーバ機能が挙げられる。

 また、VA Directoryが動作するサーバ上でバックアップファイルの生成/復元が可能となっているのに加え、プラグインアーキテクチャの採用により、容易に機能を追加することが可能となっている。

 価格は、マスターおよびスレーブが各一台の最小構成で88万円から。年間保守料は17万6000円。スキーマ設計、ディレクトリツリー設計、パフォーマンスチューニングなどのコンサルティングを合わせる形が一般的な受注形態となる。

「VA Directoryは単体でも大規模なシステムに対応できますが、先に発表したVA Balanceと組み合わせることで100万ユーザーエントリを越えるような規模での利用もストレスなく可能になります。また、LDAPディレクトリの性能はツリー設計に依存しやすいので一概には言えませんが、VAリナックスのコンサルティングを合わせて利用することで、数十倍の性能を引き出すことができるケースも多数あります。これは、VAリナックスが、OpenLDAPの開発にも関わってきたという実績から実現可能になるものです」(VA Linux Systems Japanのマーケティング部長佐渡秀治氏)

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