XMLマスターの取得者が1万人を突破
XML技術者育成推進委員会は、2001年10月1日から開始したXML技術者認定制度「XMLマスター」の取得者が、2004年11月30日の時点で1万人を突破したことを明らかにした
XML技術者育成推進委員会は12月9日、2001年10月1日から開始したXML技術者認定制度「XMLマスター」の取得者が、2004年11月30日の時点で1万人を突破したことを明らかにした。
XMLマスターは、XMLのスキルを持った技術者の幅広い育成を目標に発足された認定制度で、XMLに関連する業務を行うエンジニアに必要なXML関連知識の習得を認定する「XMLマスター:ベーシック」と、XMLを利用したシステム構築を行うエンジニアを対象とした上位認定制度「XMLマスター:プロフェッショナル」の2種類がある。今回の発表は、2つの資格取得者の合計人数となる。
1998年に仕様策定されたXMLは、企業情報システムから携帯端末まで、あらゆる環境で普及が進んでいる。これに伴って、講習や教材などの学習環境が充実してきたこともあり、制度の開始からおよそ3年間で、取得者を1万人に乗せるにいたった。
アットマーク・アイティの「@IT自分戦略研究所」の読者を対象に行った調査では、「XMLマスター」が、2002年から3年連続で「エンジニアが取得したい資格」のベンダーニュートラル資格部門の1位に選ばている。
この背景として、同委員会は、XMLが新聞、金融、印刷、出版、電子商取引をはじめとするさまざまな業界で普及し、習得ニーズが高まったことを挙げる。また、e-Japan構想に代表される官公庁のXMLプロジェクトやB2B(企業間電子商取引)システムに関する案件、Webサービスに関する案件が増加したこと、主要なデータベースや開発ツールなどがXMLをサポートしてきたことなども併せて、XMLマスターの取得者が増えた要因として指摘されている。
なお、XML技術者育成推進委員会を構成する団体は以下の通り。
- XMLコンソーシアム
- 外資系情報産業研究会(略称:FIIF)
- インフォテリア
- NECソフト
- 大塚商会
- グローバルナレッジネットワーク
- ソニーグローバルソリューションズ
- 日本アイ・ビー・エム
- 日立システムアンドサービス
- 日立製作所
- PFU
- 日本電気
- 富士通
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