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新規ソフトウェアライセンスが好調、Oracleの第2会計四半期は好決算に
PeopleSoft買収の直前、米Oracleはアナリストの予測を上回る好決算を発表した。新規ソフトウェア販売や保守サポート収入が寄与した。(IDG)
米Oracleは12月13日、アナリストの予測を上回る2005年度第2会計四半期決算を発表した。新規ソフトウェア販売や保守サポートの継続的な利益が寄与したという。
この好決算は、総額103億ドルで最終合意に達したPeopleSoft買収の直前に明らかにされた。
11月末に締めた第2会計四半期の売り上げは27億6000万ドル。前年同期の25億ドルから10%増加した。純利益は8億1500万ドルに達し、こちらは6億1700万ドルから32%も伸びた。
1株当たりの利益は0.16ドルとなり、Thomson First Callが取りまとめたアナリストらの予想を2セント上回った。
Oracleの発表によれば、第2会計四半期はこれまでになく高い収益性が確保できたという。
新規ソフトウェア販売は、前年同期の8億5500万ドルから14%伸びて9億7100万ドル。保守サポート収入も12%増え、13億ドルに達した。
サービスは1%の微増で5億3300万ドル。前年同期は5億2900万ドルだった。
カリフォルニア州レッドウッドショアズの同社は、本来であれば今週木曜日に決算発表する予定だったが、PeopleSoftの買収をめぐって開かれる予定だった公判で四半期決算の詳細な議論も予想されたため、前倒して発表に踏み切った。
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