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Qtとは――第1回 フレームバッファでQtアプリ(その1)UNIX USER1月号「デスクトップで動かす・学ぶQt/Embedded」より転載(1/3 ページ)

組み込みでのGUIアプリケーションは、ウィンドウシステムがない環境で動き、組み込みボードやタッチパネルなどの小型表示装置が用いられることが多いため、これまでは興味があっても簡単に手が出せませんでした。しかし最近は、Linux環境でフレームバッファが利用できるようになり、デスクトップマシンで組み込みGUIを体験できるようになっています。本連載では、Qt/Embeddedを使って、Linuxデスクトップマシンで組み込みのGUIプログラミングを体験します。

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 本連載では、全3回の予定で、Qt/Embeddedの導入からチューニング、テストとデバッグを扱います(図1)。具体的には表1のようになります。

図1
図1 連載で扱う範囲(クリックで拡大します)

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 Qtは、Trolltech(http://www.trolltech.com/)が開発したマルチプラットフォームC++ GUIツールキット*で、UNIX/Linux、Windows、Mac OS X、Embedded Linuxをターゲットとしています(図2)。簡明で直交性と柔軟性が高いAPIが提供されているため、単独プラットフォームがターゲットでも、アプリケーションの作成に十分な機能を持ちます。このほかにもいろいろな特徴がありますが、全ソースコードが提供されること、そして、ソフトウェア開発者にとって、そのアーキテクチャを納得し、楽しく使えるというのが一番の特徴です。

図2
図2 Qtはソースコード互換のマルチプラットフォームライブラリ(クリックで拡大します)

 図3はQtのGUI部分の構成で、プラットフォーム依存レイヤーは表2のように実装されています。

図3
図3 QtのGUI部分のレイヤー構成

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