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Sophos、テトリスを装うCelleryワームを報告

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 セキュリティ企業Sophosは1月12日、テトリスを装って感染を拡大しようとする新しいワーム「W32/Cellery-A」が発見されたと報告した。

 同社によると、Celleryワームは「Chancellery」というメッセージを表示することからこの名が付けられた。

 同ワームはレジストリを変更して、Windows起動時に自身が自動的に実行されるようにする。実行されると、テトリスのようなゲームを表示してMIDIを流し、感染したシステム上のネットワークドライブや、そのシステムに接続されているコンピュータを探して感染を広めようとする。

 「このワームはテトリスを煙幕に、ネットワークを介してコンピュータからコンピュータに感染しようとする。オフィスでゲームをすることが認められている会社の場合、社員は懸念すべきものというよりも、単にインストールされた新しいゲームだと思ってしまうかもしれない」とSophosの上級技術コンサルタント、グラハム・クルーリー氏はリリースで述べている。


Celleryワームはシステムに感染するとテトリスを表示する

 同ワームの報告は少ないが、Sophosはウイルス対策ソフトを最新の状態にしておくようユーザーに勧めている。

 Trend Microはこのワームを「WORM_CELLERY.A」として報告しており、危険度を「低」としている。

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