欧州委員会は2月11日、MicrosoftとTime Warnerが出資するデジタル権利管理会社ContentGuardに関する調査再開を発表した。
欧州委員会の広報官によれば、両社に対して同委員会が要求していた情報の提出を受けた後、この取引を支持するかどうかの決定を下す新たな期限を4月7日に設定した。
Microsoftの広報は、要求があった情報をすべて同委員会に送ったことを確認、「これについて同委員会と建設的な対話を続けている」と語った。
昨年4月、MicrosoftはContentGuardへの出資を拡大し、Time Warnerは同社への資本参加を発表。両社でXeroxが保有していたContentGuard株式の大半を買い取った。
欧州委員会では昨年8月、MicrosoftとTime WarnerによるContentGuardの買収について調査を開始。11月には正式な反対声明を発表した。
その数週間後、フランスの家電大手Thompsonがこの取引に参加して、ContentGuard株式の33%を買い取る意向を表明。これを受けて欧州委員会は12月にいったん調査を中断し、各社からさらに情報を集める必要があると述べていた。
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