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第5回 個人情報保護を確実にする社内教育企業がとるべき、個人情報保護対策(3/3 ページ)

個人情報保護に対する企業がとるべき、具体的な対策を紹介するシリーズ第5回目では、社員一人ひとりに個人情報保護への意識を浸透させ、また対外的なアピールとしても欠かせない社内教育について解説する。

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 個人情報の保護に関する社内教育は、座学(学習者が集まり、講義を受ける学習方式)が主流になっている。講師が分かりやすく解説するので、個人情報保護法、条例を理解するには適した方式である。逆に、個人情報を取り扱う業務手順の習得、具体的なシステムの操作は学習者によって手順、操作が異なるので、仕事を通して学習するOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)の方が適している。通常の社内教育では、座学とOJTを組み合わせるが、社内ネットワークが整備されていれば、業務を中断せずに学習できる「eラーニング」を導入する方法がある。

 eラーニングには、教材を記録媒体(フロッピー、CD-ROM)で学習していくCBT(Computer Based Training)、Webを使って学習していくWBT(Web Based Training)という方法がある。eラーニングでは、学習者が都合のよい時間に1人で繰り返して学習できること、研修会場に移動しなくて済む利点がある。教育する側では、教材を更新しやすく、学習者別に成績を管理できるメリットがある。インターネットに接続できれば、eラーニングを提供しているASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)を利用して学習することもできる。法律、条約、社内規定なら社内グループウエアに置いて共有することも可能であり、eラーニングで理解度を評価させれば、個人情報の管理状況を把握できるので、検討してみる価値はある。

表4 さまざまな教育方法

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個人情報の保護をeラーニングで学習できるサービス
富士通ラーニングメディア
BISCUE eラーニング

 次回は、個人情報保護の実施を対外的にアピールできる認証制度について解説する。

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佐藤隆プロフィール

セキュリティコンサルタント。セキュリティ監査、ペネトレーションテスト、情報セキュリティ教育などの情報セキュリティ業務に従事し、大学では非常勤講師を務める。BS7799オーディター、ISMS審査員資格を所有している。

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