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後編 WebサービスをAmazonで知る――PHPでECS 4.0を使うテクニック(5/5 ページ)

Amazonアソシエイトを効率よく自らのサイトに取り込むには、同社から公開されているWebサービスを知ることが必要だ。今回はPHP言語を使い、いくつかの表示カスタマイズ方法について具体的に解説する。

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アダルト商品を判別する

 ECSの悩ましい点として、キーワード検索の検索結果にアダルト商品が混在していることがあります。自分のサイトで、意図せずアダルト商品を表示してしまうのは避けたいものです。ECSでは、DVDなど一部の商品では、<ItemAttributes>内の<Format>でアダルト商品を判別することができるようになっています。

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 ただし、<Format>タグはすべての商品に付加されているわけではなく、チェック漏れが発生してしまいます。<Format>に加えて、その商品が所属する商品カテゴリの情報である<BrowseNodes>をチェックすることで、さらに多くのアダルト商品を判別することが可能です。

 これでも、<Format>も<BrowseNodes>も指定されていないごく一部の商品は、チェックをすり抜けてしまうかもしれませんが、かなりの割合でアダルト商品が除外できるはずです。以下に、アダルト商品を判別するサンプルソースコードを記載します。

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 こちらをecs.phpのfunctionとして追加して、view.phpから、

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などと利用することで、アダルト商品の判別を行うことが可能です。

実際のビジネスデータに触ることができるECSの強み

 以上、PHPを利用したECS 4.0プログラミングについて解説してきました。ECS 4.0を利用する上でのテクニックは、AmazonのWebサービス公式ブログでもいろいろと公開されています。

Amazon Web サービス ブログ

 ECSからは、ほかにもカスタマーレビューや関連商品など、さまざまな種類のデータを取得することができます。これらのデータを組み合わせて、自分だけの高度なAmazonアプリケーションを構築するのもよいでしょうし、Webプログラミングを勉強する初心者にとっても、ECSはよい題材になるのではないでしょうか。

 「ビジネスで利用されている実際のデータ」に簡単にアクセスできる、という点がECSの最も面白いポイントであり、実際のデータを加工しながら、具体的なWebアプリケーションの構築をしていくと、楽しくWebプログラミンを勉強できると思います。

 情報は誰にでも平等に公開されています。あとは、ちょっとしたアイデアと、プログラミンを始めてみようと思う好奇心があれば、すぐにでも最先端のWebサービスアプリケーションを作成する準備が整っているわけです!

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