IE 7.0の対応はWindows XP SP2だけにとどまらず
MSの次期ブラウザIE 7.0はWindows Server 2003のSP1と、Windows XP Professional x64 Editionにも対応する見込み。(IDG)
MicrosoftのWebブラウザの次期バージョン「Internet Explorer(IE)7.0」は、Windows XP Service Pack 2(SP2)だけでなく、Windows Server 2003のService Pack 1と、Windows XP Professional x64 Editionにも対応する。
Microsoftのビル・ゲイツ会長は2週間前サンフランシスコで開かれたRSA ConferenceでIE 7.0を発表した。詳しい情報を公開する中で同氏はこのブラウザについて、フィッシング詐欺やオンライン攻撃からユーザーを守るためにセキュリティを強化すると説明。IE 7はWindows XP SP2のユーザー向けになると述べていた。
しかしMicrosoftがブラウザのアップデートに取り組む中、IE 7についてさらに詳しい情報が判明しつつある。2月28日遅く、MicrosoftのIEチームは同社のブログに、このブラウザは「Windows XP SP2とそれ以降」に対応すると書き込んだ。同ブログによれば、これには今後リリース予定のWindows Server 2003 SP1とWindows XP Professional x64 Editionが含まれる。
まだWindows XPにアップグレードしていない企業ユーザーは特に、IE 7をWindows 2000にも対応させてほしいと望んでいるはずだ。こうした要望はMicrosoftにも届いているが、現時点で発表すべきことはないと、IEチームのブログには記されている。
IE 7の発表以来、かつてIEにバンドルされていた無料電子メールクライアント「Outlook Express」の新バージョンの可能性についても取り沙汰されている。しかしOutlook Expressは「IE7の計画には入っていない」とブログでは説明。Outlook Expressの新バージョンは次期Windowsと共に出荷されると、IEチームは記している。
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